石とラブレターとテレパシーとコントロール

2015年 第13回リヨンビエンナーレ「Rendez-vous15」
(institut d`art contemporain /フランス) での展示風景。
つくられた石を映像の前に200個近く置いている。

タイトル:「石とラブレターとテレパシーとコントロール」
素材:映像 10分51秒(ループ)
制作年:2014年

ダイジェスト版

 石をつくる謎の男に関するドキュメンタリー風の映像作品。山に小屋を建て一人で暮らしている男は、アルミ缶を集めて生計を立てているように最初は見えるが、彼の人生の他の部分は映像では説明されることはない。「誰も石をつくらなくなったら、たいへんなことが起こる」とカメラに向かってインタビューに答える男。次第に石についての話だと観客は理解します。しかしストーリが進むと、彼は、自問自答するように、聴衆に向けて質問をし始め、映像は終わりを迎えるが、ループ再生されることで、ストーリーを終えることに抵抗し、何らかの方法で修正され続けるストーリーを目指している。