Replace Narrator

タイトル:Replace Narrator
素材:ソフトウェア
制作年:2022年

Replace Narratorについて

メモ帳などでテキストを書きながら、同時に使用することを想定したソフトです。

今ある主な機能は、
 ①日本語で書かれたテキストを、韓国語の近い音に置き換える。
 ②韓国語で書かれたテキストを、日本語の近い音に置き換える。
 ③音声データの作成
 ④作成された音声データの登録、再生。

また、その他の機能も少しずつ増えており、何のためのソフトなのかよく分からないというものに仕上がっていけばと考えています。次回アップデートでは、使い方によっては言語学習にも使えるような辞書登録機能や、音楽も作れるような機能も追加してみたい!

このソフトでできることは?

もともと、Live Writingという、書くことをパフォーマンスとして見せることはできないかと考えることがきっかけで作ったソフトです。ですから、特殊な理由で作られているため、あまり使い道がありません。では、このソフトで具体的に何ができるのでしょうか?それは、各自で独自の使い方や楽しみ方を見つける必要があります。上の主な機能で挙げましたように、韓国語や日本語の学習、あるいは文化等について考えるきっかけにしてもらえると嬉しい機能も追加したので、かってに楽しんでもらえたらと思っています。また、このソフトを使用したワークショップ作品「かってにワークショップ:ハングル」も制作しています。

ダウンロード

【最新バージョン】
 ReplaceNarrator2.zip 
※現在Windowsのみに対応しています。
 (Macを持っていないため、Macに対応できていません。どなたかちょうだい。)
※利用にあたっては、同梱しているReadMe.txtをお読みください。

【更新履歴】詳細はReadMe.txtに書いています。
2022年7月1日 v2.40
・韓国語から日本語の近い音へ置き換える機能を追加。
・GUIを多言語化。
・その他調整

2022年6月7日 v2.20
・エコー、複数同時再生モードの追加。
・連続でパッドを打てるように変更。
・音声の再生方法を変更。

2022年6月3日 v2.1
・ReplaceNarrator for Liveに名称変更。
・差分のみ変換するモードを追加。
・GUIを常に前面に表示する機能を追加。
・変換した音声を複数保存再生できるようにパッド機能を追加。
・変換ボタン、再生ボタンにショートカットキー追加。

v2.1以前の更新履歴は 「かってにワークショップ:ハングル」 に掲載しています。

基本的な使い方

※セキュリティソフトなどによって以下のような画面が表示され開けないことがあります。デジタル署名はしたのですが、認証機関に多額の支払いをできないため、自作ソフトやフリーソフトなどではよく起こることのようです。当然ながらウィルスは入っておりません。

 
Windows defender が出たら、①詳細情報を押し、②実行を押せば起動できます。



【基本的な使い方】(※v2.1までの画像で説明しています。現バージョンも基本は同じです。)
①日本語で書かれたテキストファイルを用意してください。.docxか.txtで保存されている必要があります。

②ファイル選択ボタンを押してファイルを選択します。


③右下の部分で、docxを選択するか、txtを選択するか選ぶことができます。


④左上の変換ボタンを押すと、日本語のテキストから、ハングルの近い音に文字を置き換えることができます。

⑤音声が生成されました。と表示されたら、音声再生ボタンを使用できます。音声は、日本語の文字ではなく、ハングルに置き換えられた文字が読み上げられるようになっています。※音声の生成はネットに繋がっている必要があります。文字の変換のみの場合は必要ありません。

【制作経緯】
文章を書いている最中、まだ文章はできていない。読み手にとっては、できあがった文章が重要なのかもしれないが、書き手にとってはそうではないという可能性について考えてみたくなった。文章が仕上がる前には、書いたり消したりの作業を繰り返し行っているはずだ。この繰り返しの部分に、おそらく作家の一番創造的な部分が隠されているに違いないと考えた。それで、Live Writing というパフォーマンスを行った。語ることと、語られたことの間にあるはずの部分や、語ることを繰り返す試みとして行った。

このパフォーマンスを数度していく中で、Live Writingを見せるときに使える支援ソフトのようなものを制作できないかと考えた。これは、コロナ禍のためオンラインで見せるということからこのパフォーマンスが始まったことと関係している。つまり映像としてオンラインで見せるパフォーマンスであったため、この作業をワンオペで見せるための工夫が必要になってきたからだ。このReplace Narratorは、こうした特殊な理由から制作されたため、ほとんどの人にとって、役に立たないか、意味の分からないソフトウェアに見えるかもしれない。一応、このソフトを利用した一般向けのワークショップも考案している。「かってにワークショップ:ハングル」 から内容を確認できる。このワークショップのように、新しい使い方も含め、少しずつソフト自体もアップデートをしていくつもりだ。だれも望んでいない無意味なアップデートになるに違いないが、時々このページをチェックして頂きたい。