タイトル:「穴について」
素材:映像 10分51秒(ループ)
制作年:2016年
カミュのシーシュポスの神話で、山の頂上に巨大な石を運び、山頂につきそうなところで一番下まで落としてしまい、それを繰り返す神の話がある。まったく無駄で辛いことだが、それでも生き続ける人間を描いたと言われている。
また、穴を掘っては埋めるという単純作業を強制するという拷問では、無意味なことを繰り返すことで、精神を病ませる目的があると言われている。
この映像でもひたすら穴を掘り埋めるという同型のストーリーを採用している。繰り返しループされる映像になっており終わることがない。展示会場では、その他に対になる作品として巨石を展示していた。
タイトル:「新・奴隷系図」
素材:FRP、油彩、漆、木材など
制作年:2016年