芦辺浦 二〇三〇年一月吉日 三味線通り

タイトル:「芦辺浦 二〇三〇年一月吉日 三味線通り」
素材:写真など
制作年:2020年

壱岐で行った「ケーマゲヒンマゲ」というプロジェクトの一貫でできた提案。公共性の確保と、対象者との非対称性の回避をテーマとし、一方的な作品ではなく一方的な提案という構造を取り入れた。地域の過去、現在、未来のストーリーを提示し、そこに一つの行事を提案している。この提案がどうなっていくかは、地域住民の選択にかかっており、作家のコントロールできない範囲に結果を委ねている点で特異なケースとなっている。新しい制作の仕方を提案しているとも言える。

作品としては、下記作品詳細ページにある、「三味線通り行事の仕方」がそれにあたる。映像を含め、提案のために制作したものだ。この作品については作品詳細ページを別に設けているため、そちらでより詳しく触れている。また、この作品の元となっている寺江が壱岐で行っていたプロジェクト「ケーマゲヒンマゲ」も下記から参照して頂きたい。

【作品詳細ページ】「 芦辺浦 二〇三〇年一月吉日 三味線通り
【関連ウェブサイト】「ケーマゲヒンマゲ
【関連テキスト・報告書】
《 寺江圭一朗《ケーマゲヒンマゲ》プロジェクト (長崎県壱岐島、2019‐20年)報告 》キュレーター:花田伸一
「魔除けとしての公共」作家:寺江圭一朗